新しい年を迎え、DX(デジタルトランスフォーメーション)の波はさらなる高まりを見せると予想されます。
本記事では、株式会社MU代表 山田元樹が、DX推進事業へ乗り出したきっかけ、この事業への想い、そしてDXを通じて企業の未来を切り拓くために、MUが行っている取り組みについて語ります。
DX推進に挑戦するすべての企業様は、どうぞ最後までお付き合いください。
目次
MUがDXに注力したきっかけ
2018年12月。私たちMUは、WEB制作会社としてスタートしました。ですが、設立後まもなくして「テクノロジーが進化し、企業の課題が複雑化する社会の中で、制作会社の形態では限界がある」と考えました。
2019年当時、まだ「DX」という言葉は一般的ではありませんでしたし、そこに特化して価値提供する企業はほとんどありませんでした。
そこで、まずは自分たちがDXに取り組むことを決意しました。自分たちが取り組んで得た経験や成果をクライアント様にも広げていくことで、より大きな価値を提供できると考えたのです。
DX事業を本格化させた時には、「DXが未来の企業経営において不可欠な要素になる」という直感と確信がありましたし、それは現代のビジネス環境においてはすでに当たり前になりつつあると言ってよいでしょう。
MUのDX推進事業の特徴|3つの柱と新たなDXの在り方
MUのDX推進事業は、単なるツールやシステムの提供ではなく、クライアントの課題解決と未来の価値創出を目指しています。
この事業を支える3つの柱と、DXという新しい分野における私たちのアプローチについて詳しく紹介します。
1.カスタマイズされたソリューション
MUのDX推進は、テンプレートに依存しないオーダーメイドの戦略を提供しています。
クライアントの業種や規模、抱える課題は千差万別であり、一律のアプローチでは十分な効果を得ることはできません。そのため、まずはクライアントの現状を詳細にヒアリングし、その業務プロセスや企業文化、経営目標に合わせて最適化されたソリューションを設計します。
例えば、ある製造業の基幹システムを刷新するご相談を受けた際は、ノーコード/ローコードを活用することで、コスト削減と業務効率化を両立させる方法を提案しました。その企業様ではすでに具体的なシステムのイメージがあり、その開発はノーコード/ローコードでも実現可能だと判断したためです。
一方、あるサービス業の新規事業支援のケースでは、アイデア段階から具体的な事業計画を共に作り上げ、持続可能な収益モデルを実現しました。ご依頼いただいた企業様は魅力的なサービスの構想をお持ちでしたが、あくまでもアイディア段階であり、どのように事業として進めていけばいいのか悩んでいたため、私たちが一緒になって計画段階からサポートさせていただくことになりました。
このような柔軟な対応力こそ、MUのカスタマイズされたソリューションの強みです。
2.上流設計と実開発の両輪
MUは、コンサルティングだけでも、開発だけでもない「伴走型」のDX支援を行っています。課題の抽出からシステムの開発・導入、さらには運用支援までを一貫して提供することで、クライアントにとって最も効率的な形でプロジェクトを進められるのが特徴です。
多くのDX支援では「コンサルティング」と「開発」が分離されているケースが多く、それぞれのプロセスでのギャップが課題となっていました。
例えば、コンサルタントと魅力的な事業計画を立案できたとしても、その開発段階で想定外の費用が発生してしまうケース。あるいは、コンサルタントと作り上げたシステムの仕様のイメージが開発を担う企業に思ったように伝わらず、想定外の工数が発生してしまうなど、様々な問題が起こり得るのです。
しかし、MUでは、提案から実装まで一貫して対応することで、クライアントと二人三脚で目標達成を目指します。
私たちの強みの一つは、問題点の抽出と分析からスタートするため、DX初心者の企業でも安心してプロジェクトを進めることが可能な点です。こうした「課題発見力」と「実行力」の両方を持ち合わせたアプローチは、MUならではの特徴だと考えています。
3.ディスカッションから始まる提案プロセス
MUのDX推進は、提案書作成の段階からすでにプロジェクトがスタートしていると言えます。
私たちはまず、クライアントと共にディスカッションペーパーを作成し、その中で企業の要望や問題点を1つひとつ明確にします。このプロセスによって、真に必要な課題を浮き彫りにすることができます。課題が明確になることで、現実的な解決策もおのずと明確化されます。
このアプローチが特に重要な理由は、DXという分野がまだ成熟しきっていない新しい領域であることに起因しています。そのため、クライアントが抱く「DXのイメージ」と、私たちが導き出す「最適解」が異なることがしばしばあるのです。
例えば、「業務効率化のためにシステムを導入したい」との依頼を受けて始まったプロジェクトであっても、その企業の状況を丁寧に見ていくと、実際には「基幹業務の見直し」が本質的な課題であったと判明するケースもあります。MUは、ディスカッションを通じて、こうしたズレを最初の段階で解消し、クライアントの本当の目的に寄り添った提案を行うことを徹底しています。
新たな分野であるDXの可能性
DXは、いまだにその形を模索している新しい分野ですし、企業ごとに解決すべき課題や目標も異なります。そのため、企業ごとに個別化されたアプローチが重要です。私たちは単なるツール導入に留まらず、企業文化や経営目標に根差した最適解を追求することを信念としています。
「DXに挑戦する企業が成功するために何が必要か」を常に考え抜き、伴走型でクライアントを支えるMUのアプローチは、有難いことに、多くの企業から高い評価をいただいています。これからも新しい課題に挑み、DXの可能性を広げていくことを目指します。
MUのDX推進フローチャート
【初期相談と課題ヒアリング】
クライアントの現状と課題を徹底的にヒアリングします。
↓
【ディスカッションペーパーの作成】
クライアントと協力して現状を整理し、具体的な提案書を作成します。
↓
【課題の抽出と解決策の提示】
真の課題を見極め、解決策を提示します。
↓
【システム設計と開発】
必要に応じて、システムの設計・開発を進めます。
↓
【運用サポートと継続的な改善】
導入後の運用をサポートし、必要に応じて改善を続けます。
MUへDXを依頼する際のメリット
MUでは、クライアントの課題解決に向けた伴走型のDX推進を行っています。その中で、他社にはないメリットをご提供しています。
豊富な経験とナレッジの蓄積
MUは、製造業やサービス業をはじめとする幅広い業界でDX推進を手がけてきました。これまで培ったノウハウを社内外に共有する仕組みを構築しており、プロジェクトごとに得た教訓や成功事例を次のプロジェクトに活かしています。このような経験の積み重ねが、MUのDX推進事業を支える大きな基盤となっています。
この豊富な経験により、多様な課題に対応できる知見を蓄積しており、各業界の状況を踏まえた最適なソリューションを提供できます。
専門家チームによる万全のサポート体制
MUのもう1つの大きな強みは、各分野の専門家を抱えた強力なチーム体制です。その中でも特に注目すべきは、中小企業診断士でありDXコンサルティングの専門家でもある株式会社モコカコンサルティングの福田大真氏を顧問として迎えている点です。
福田氏は、国や自治体の様々な機関をはじめ多くのDX関連プロジェクトに携わっており、企業の課題抽出や戦略策定の分野で高い評価を得ています。
さらに、MUにはシステム開発、デザイン、マーケティングなど各ジャンルのプロフェッショナルが揃っています。このチーム体制により、クライアントのDX推進を多角的にサポートし、単なるツール導入に留まらない、本質的な変革を実現します。
最後に~MUが選ばれる理由
MUのDX推進事業の特徴は、企業の未来を共に創る伴走型のアプローチです。柔軟性と機動力、専門家チームによる支援、豊富な経験とナレッジの蓄積を活かし、企業ごとに最適なDXの形を提案します。
「DXを進めたいが、何から始めればよいかわからない」という企業様も安心してご相談ください。MUは、クライアントと二人三脚で課題解決に挑み、持続可能な成長のための確かな道筋を提供します。
DXとは、単なる業務効率化のための手段ではなく、企業が持続的に成長するための基盤です。その道のりは決して平坦ではありませんが、私たちMUは、クライアントの課題に寄り添い、ともに未来を切り拓くパートナーであり続けたいと考えています。
どんな些細な課題でも構いません。DXに関するお悩みがあれば、ぜひMUにご相談ください。私たちと一緒に、未来を見据えた第一歩を踏み出しましょう。
MUブログでは、これからもDX推進のヒントや成功事例をお届けしてまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
株式会社MU
代表取締役社長 山田元樹