『爆検診』のすすめ 〜デンタルツーリズムNo.2〜

過去記事にもある、デンタルツーリズム。
中国人の富裕層にとって、近年日本旅行のツアーの一貫として、日本にきてショッピングや観光を楽しみ、そしてもう1つの目的として日本の医療をうける方が増えてきているのはご存知でしょうか?
最近ではニュースでも日本にきた富裕層のMRIや健康診断など取り上げられることも増えてきたのでこの言葉を聞いたことがある方や何人もの中国人が検査着をきて大学病院内で定期検査を受けている映像を見たことがある方もいるのではないでしょうか。
昔は日本に観光できて、たくさんのものを買って帰国することを『爆買い』と言われていましたが、今、こうやってたくさんの医療機関をうけることを『爆検診』とも呼ばれるそうです。
たくさんの医療機関の中でも特に人気があるのが『歯科治療』なのです!!

日本で検診を行う理由

日本 歯科医師 安い

なぜ、中国人は自国ではなく、わざわざ旅費もかけ日本に来てまで治療や検診を行うのでしょうか?
中国における歯科治療の環境は決して全ての場所でいいものを受けられるというものではありません。地域によっては青空教室のような、きちんとした設備が整っているわけでもない外で検診が行われることもあります。場所不足で外の空いているスペースを使うことも驚きですが、人材不足ということもあり人手不足をカバーするために医師免許がない人でもそれなりの格好をして検診をしていることもあると言う話も聞きます。また昔ながらの歯科医院はちょっと入りにくい作りになっていることも多く道路に面している場所だと大口開けて治療している姿が外から丸見えだったりすることも日常茶飯事、リラックスして治療をうけることも難しいのです。
都市部に関して言えば時代と共に変化し、政府系の病院にいく事が増えたようです。その為、セカンドオピニオンが得にくいことや、慢性的な医師不足と、医療技術に対する不安も多いようです。なので、中国の富裕層の方々の中には自国ではなく、安全で質の高い医療ツアーを使って日本での検診や治療を望む人が増えたのです

広い中国、文化も歴史も多種多様

デンタルツーリズム中国

日本は幼少期から歯磨き指導をうける機会が多く歯磨きに触れることは多いですが、中国では学校に歯科衛生士がきて指導をすることなどはありません。なので朝昼晩ご飯のあとは歯磨きをする、ということも中国では誰もそんな風に指導をしてくれないのです。
よく話を聞くと驚きの文化として『歯を磨かない』と言う人がいます。歯を磨かない、と言うよりは『歯を磨く習慣がない』と言うことです。
昔は朝昼晩磨く、と言う習慣などなかったかもしれません。最近では中国特有の文化だけではなくワールドワイドになってきて色々な国の文化が浸透しつつあります。そんな中でも郊外では朝一に道路で歯磨きをしている人を見かけることもあります。どんな風に磨いたら良いのか誰も教えてくれなかった結果が鏡を見ながら1本1本磨く、というよりは取り敢えず濯ぐ、という考えの方が正しいような気がします。
だからといって歯磨き粉や歯ブラシの種類が全然ないということではなくスーパーに行けば美白効果のものや口臭対策を歌った歯磨き粉も売っていますし最近ではコマーシャルもやるようにはなりました。
そんな歴史文化のなかで育ってきたはずの中国人がここ数年、時代の変化とともに健康志向、美意識が高くなったことによって歯磨きに関しての習慣も変わってきたのです。日本で歯科検診を受ける、デンタルツーリズムもその時代の変化の一貫と言えるでしょう。
また、その変化に合わせるように歯ブラシやマウスウォッシュ、口内炎の薬など、オーラルケア用品全般の売れ行きが好調で『爆買い』の対象になっているということなのです。

時代の変化とともに求められること

歯科 法律

中国の男性成人は40%が喫煙者というくらいタバコ文化が浸透しています。また、お茶だけではなく最近ではコーヒーや紅茶なども飲まれるようになり、歯にヤニや黄ばみがつく環境も増えました。
だからこそ中国の富裕層が求める、日本の歯科医療が求められる時でもあるのです。
デンタルツーリズムを目的としてくる、多くの中国人から求められる治療の1つとして『ホワイトニング』があります。オーラルケア用品を買い求める人が増えたと言うことからもわかるように今までは気にしていなかった口内の健康や見た目までも気にする人が増えてきているということなのです。

中国の富裕層でデンタルツーリズムを行う人の多くは日本に観光にきて爆買いをし、また爆検診で自分のカラダも知り最終的にはお金を掛けていかに自分の見栄えをよくするか、ということなのです。
笑ったときの歯が白く輝いていたら、細部まで手がかけられていたら、その人は自分に妥協をしないと言う印象も受けますし『白い歯が命』というのはどの国も変わらない願望なのかもしれませんね。