【歯科医必見】次世代のおしゃれ!取り外しできる?ティース・タトゥーとは!

次世代のおしゃれ!ティース・タトゥーとは

ティース・タトゥー

先日、世界的に有名なモデル「ゾンビボーイ」さんが亡くなりました。2011年に”Born This Way”でゾンビボーイさんとコラボしたレディーガガさんを筆頭に、多くの著名人から彼の早すぎる死を悼む声が聞こえてきます。
 そんな中、彼の訃報と共に注目を集めているのはやはり彼の全身を覆う「タトゥー」。何と全身の90パーセント以上がタトゥーに覆われていました。一度見たら二度と忘れられないほどのインパクトのある彼の姿をテレビなどでご覧になった方も多いのではないでしょうか。
 近年、日本でも若い世代を中心にタトゥーをいれる人が急増しています。以前は怖いイメージがあったタトゥーですが、今ではすっかりファッションとしての地位を確立しました。まだまだ一般的ではありませんが、2020年の東京オリンピックを前に公共浴場やプールなどでのタトゥー禁止解除に関する議論もされはじめました。今後、タトゥーはより身近なものになってくるかもしれません。

タトゥーと歯科医は無関係なのか?

近い将来、必ず訪れるタトゥーブーム。実は歯科医さんも無関係ではありません!
なんと、今、欧米を中心に世界では「ティース・タトゥー (Teeth tatoo)」がブームになりつつあるのです。歯にタトゥーを入れる時代!歯科医さんとタトゥーの関係は仕事上、切っても切れないものになっていくかもしれません。

そもそもティース・タトゥーってなに?

 Teeth tatooとは読んで字のごとく、歯に入れるタトゥーのことです。歯のサイズなので派手さはありませんが、カラフルで繊細なデザインのものも増えてきており、笑った時にだけ見えるさりげないボディアートとして特に若い女性から人気を集めています。

どうやってティース・タトゥーを入れるのか?

 通常のタトゥーは肌に直接インクを入れる(彫る)わけですが、歯に入れる場合はそういうわけにはいきませんよね。そこで歯科医さんの出番です。歯に直接インクを入れる代わりに使われるのが、歯科治療で用いる「クラウン」です。ティース・タトゥーを入れたい人はまず、歯科医院で歯型を取り、クラウンを作ります。完成したクラウンに対してタトゥーアーティストがデザインを施し、最終的に歯科医が出来上がったクラウンを装着して完成!というのが大まかなティース・タトゥーを入れるための流れです。

誰がティース・タトゥーを入れているのか?

ティース・タトゥー 例

 当然、歯科治療に用いられるクラウンを使用するため、誰でも自由にティース・タトゥーを入れられるわけではありません。アメリカの歯科治療に関して発信しているサイトでも、ティース・タトゥーを入れるための条件として、以下の4つの条件のうち、最低でもいずれか1つを満たす必要があると説明されています。

  • ①サイズの大きな詰め物またはチップを用いた治療を受けるケース
  • ② 変色した歯または変形した歯を覆うケース
  • ③ 根管治療後に歯を覆うケース
  • ④ ブリッジを取り付けるケース

 ティースタトゥーはクラウンの装着を前提とするため通常のタトゥーとは異なり、タトゥーアーティストの力だけでは入れることができません。クラウンを作り、装着する過程においては必ず歯科医さんの協力が必要になります。近い将来、患者さんにタトゥーの入ったクラウンの装着を希望されることも出てくるかも知れません。

ティース・タトゥーのメリット・デメリット

ティース・タトゥーアート

 ティース・タトゥーのメリットはそのデザイン性の高さだけではなく、それが取り外し可能であるということにあります。通常のタトゥーは一度入れてしまうと、現在の技術では、完全に消すことは困難です。そのため、「憧れはあるけど、将来のことを考える、、、」というように「タトゥーは入れてもみたいけど、肌に入れるのは抵抗がある人」も多いようです。しかし、ティース・タトゥーはデザインされたクラウンを装着するだけなので比較的容易に取り外しが可能。つまり、従来のタトゥーのデメリットを解消した「取り外せるタトゥー」なのです。これは人気が出るのも頷けます。
 一方、歯科医さんの立場で気になるのはむしろデメリットの部分ですよね。特に健康面への影響は気になるところです。しかし、この点についてはご安心ください。少なくとも今のところはティース・タトゥーによる健康被害などは報告されていません。もちろん、まだまだ珍しい「奇抜な」ファッションなので、賛否両論あるとは思いますが、少なくとも健康に悪影響を与えるものではないようです。

まとめ

いかがでしたか?今日は「次世代のおしゃれ!ティース・タトゥー」についてご紹介いたしました。日本にはまだまだあまり浸透しておらず、インターネットで調べてみても、日本語で発信されているティース・タトゥーに関する情報はほとんどありません。ですが、最近のタトゥーブームの中でティース・タトゥーの認知度も徐々に高まっていくことでしょう。あなたの病院にティース・タトゥーを入れたい患者さんが訪れる日もそう遠くないかも知れませんね。