初心者必見!システム開発の主要プログラミング言語をわかりやすく解説【後編】

初心者必見!システム開発の主要プログラミング言語をわかりやすく解説【後編】
コンサル先生
コンサル先生
前編の記事でPythonやJavaについて教えてもらったんですけど、他にもどんな言語があるのでしょう。
コンサル先生
コンサル先生
C言語やRuby、PHPなど、それぞれ特徴を持った言語がありますよ。今回は、特にシステム開発に向いているプログラミング言語を中心に紹介します。

プログラム言語には、それぞれ特徴があり、目指すプロジェクトやゴールに合った選択が大切です。プログラミング言語は、それぞれ得意な分野や特徴が異なります。

前編では、WEBサイト制作に適した言語であるPython、Java、JavaScriptの3つの言語を紹介しました。

これらの言語は汎用性が高く、初心者でも比較的学びやすいという特徴があります。

しかし、プログラミングの世界には、他にも様々な特徴を持った言語が存在します。

後編では、特にシステム開発に適したC言語、Ruby、PHP、Swiftといった言語の特徴を解説し、それぞれの用途に最適な言語選びをサポートします。

目次

  1. システム開発に最適なプログラミング言語
  2. 1.C言語|システム開発の基礎を学ぶための言語
  3. メリット
  4. 向いている作業
  5. 2.Ruby|WEBアプリケーション開発を効率化する言語
  6. メリット
  7. 向いている作業
  8. 3.PHP|WEBサイト開発の定番言語
  9. メリット
  10. 向いている作業
  11. 4.Swift|Apple製品のアプリ開発に特化した言語
  12. メリット
  13. 向いている作業
  14. まとめ

システム開発に最適なプログラミング言語

システム開発に最適なプログラミング言語

システム開発といっても、その種類は多岐に渡ります。

例えば、皆さんが普段使っているスマートフォンアプリ、企業の基幹システム、銀行のATMシステム、ゲームなど、実に様々なシステムがプログラミングによって作られています。

そして、それぞれのシステム開発には、それぞれ適したプログラミング言語が存在します。

例えば、高速な処理が求められるシステムにはC言語、WEBアプリケーション開発にはRuby、Apple製品のアプリ開発にはSwiftといったように、それぞれの言語が得意とする分野があるのです。

ここでは、代表的な4つの言語と、それらがどんなシステム開発に適しているのかを紹介します。

1.C言語|システム開発の基礎を学ぶための言語

C言語は、1972年に開発された歴史あるプログラミング言語です。

C言語は、コンピュータの内部動作に近い部分まで細かく指示を出せる言語です。

そのため、WindowsやmacOSのようなOS開発や、家電製品などに組み込まれている小さなコンピュータのような組み込みシステムのなど、処理速度が特に求められる開発場面で広く使われています。

C言語を学ぶことで、コンピュータの仕組みやメモリ管理など、プログラミングの基礎を深く理解することができます。

メリット

  • 高速処理:コンパイル(人間が書いたプログラムを、コンピュータが理解できる言葉に変換すること)されたコードが直接ハードウェアに近いレベルで実行されるため、非常に高速な処理が可能
  • 柔軟なメモリ管理:ポインタを使ってメモリを直接操作できるため、柔軟なメモリ管理が可能
  • 汎用性の高さ:様々なプラットフォームで動作するプログラムを開発できる

向いている作業

  • OS開発
  • 組み込みシステム開発
  • デバイスドライバ開発
  • 高速処理が求められるアプリケーション開発

2.Ruby|WEBアプリケーション開発を効率化する言語

Rubyは、1995年に日本で開発されたオブジェクト指向スクリプト言語です。

「オブジェクト指向」 とは、簡単に言うと、「物事を、モノとその性質や動作をまとめて考える」 という考え方を指しています。

例えば、「車」を例に取ります。

  • 車には、色、形、大きさといった 性質 があります。
  • 車は、走る、止まる、曲がるといった 動作 を行います。

オブジェクト指向では、このように モノ(車) とその 性質(色、形) や 動作(走る、止まる) をまとめて管理することで、プログラムを分かりやすく、整理しやすくします。

Rubyは、このオブジェクト指向の考え方を採用しているため、複雑なプログラムでも効率的に開発することができます。

メリット

  • 学習のしやすさ:シンプルで直感的な文法で、初心者にも比較的習得しやすい
  • 開発の迅速性:Ruby on Railsを使うことで、WEBアプリケーションを迅速に開発できる
  • 高い生産性:DRY (Don’t Repeat Yourself) 原則に基づいた設計思想により、無駄なコードを減らし、開発効率を高めることができる

向いている作業

  • WEBアプリケーション開発
  • スタートアップのプロトタイプ開発
  • 小規模なWEBサービス開発

3.PHP|WEBサイト開発の定番言語

PHPは、1995年に登場したサーバーサイドスクリプト言語です。

WEBサイト開発に特化した機能が充実しており、WordPressなどのCMS (コンテンツ管理システム) もPHPで開発されています。

メリット

  • 学習コストの低さ:WEB開発に特化した言語であるため、初心者でも比較的習得しやすい
  • 充実したWEB開発の機能:WEBサイト開発に必要な機能が充実しており、効率的に開発を進めることができる
  • 豊富なライブラリ:様々な機能を実現するためのライブラリが豊富に存在する

向いている作業

  • 動的なWEBサイト構築
  • CMSを利用したWEBサイト構築
  • サーバーサイドでのデータ処理

4.Swift|Apple製品のアプリ開発に特化した言語

Swiftは、2014年にAppleが発表したプログラミング言語です。

iPhone、iPad、MacなどのApple製品向けのアプリ開発に最適化されており、分かりやすく、最新の書き方と高いパフォーマンスが特徴です。

メリット

  • 安全性:エラーを未然に防ぐための機能が充実しており、安全なコードを記述できる
  • 高速処理:Apple製品向けに最適化されているため、高速な処理が可能
  • モダンな文法:シンプルで読みやすく、記述しやすわかりやすい最新の文法を採用している

向いている作業

  • iOSアプリ開発
  • macOSアプリ開発
  • watchOSアプリ開発
  • tvOSアプリ開発

まとめ

前編・後編を通して、WEB制作やシステム開発の現場でよく使われるプログラミング言語を紹介しました。

Python、Java、JavaScriptといった汎用性の高い言語から、C言語、Ruby、PHP、Swiftといった特定の分野に特化した言語まで、それぞれの特徴を理解することは、プログラミングの学習を始めるときにとても重要な作業です。

どの言語を学ぶべきか迷ったときは、「どんなシステムを開発したいのか」という目的を明確にすることが重要です。

WEBサイトを作りたいのか、スマホアプリを開発したいのか、AIを活用したいのか、組み込みシステムを開発したいのか。その目的によって、最適な言語は異なります。

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筆者プロフィール

MU編集部

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株式会社MU / 編集部
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