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チャットボットは近年、企業の顧客対応や業務効率化の手段として急速に普及しています。特に中小企業では、限られたリソースで効果的に顧客対応を行うためにチャットボットの導入が有効です。
本記事では、チャットボットの導入メリットを紹介するとともに、初心者でも比較的簡単に導入できるシナリオ型チャットボットの作成方法を詳しく解説します。
目次
シナリオ型チャットボットの特徴とメリット
チャットボットは、ユーザーと自動で会話するプログラムです。その種類は多岐にわたりますが、回答方式で分けると主にAI型とシナリオ型の2種類があります。
この内、AI型は自然言語処理を利用し、ユーザーの自由な質問に対応できますが、導入コストが高く、専門知識が必要です。一方、シナリオ型は事前に設定されたシナリオに基づいてユーザーに対応するため、導入も運用も比較的初心者でも扱いやすいチャットボットです。
ここでは、シナリオ型チャットボットの特徴と共に、そのメリットについて解説します。
操作が簡単で、導入コストが低い
シナリオ型チャットボットは、専門的なプログラミングスキルが不要で、直感的なインターフェースを持つツールを使えば、すぐに始めることができます。また、初期費用や運用費用も比較的安価に導入・運用ができるため、特に、人的・費用的などあらゆるリソースが限られる中小企業や小規模事業者にとっては、大きなコストをかけずに顧客対応を自動化できる点が魅力です。
シナリオのカスタマイズが容易
シナリオ型チャットボットは、事前に決めたシナリオに基づいて動作するため、企業ごとに異なるニーズに合わせてシナリオを簡単にカスタマイズできます。例えば、特定の商品についての問い合わせ対応や、企業独自のサービスに関する情報提供など、柔軟に対応が可能です。
安定した応答品質
シナリオ型チャットボットは、事前に設定された回答を提供するため、応答の品質が安定しています。AI型のように複雑な自然言語処理を必要としないため、システムの誤作動が少なく、安心して運用できます。
運用管理が簡単
シナリオ型チャットボットは、管理が容易であることもメリットです。シナリオの変更や追加が簡単に行えるため、状況に応じて柔軟に対応できます。例えば、新商品の発売に合わせてシナリオを更新することもスムーズに行えます。
シナリオ型チャットボットの作り方
シナリオ型チャットボットは、事前に設定されたシナリオに基づいてユーザーに対応するため、導入が簡単でコストも抑えられます。以下は、シナリオ型チャットボットを作成するためのステップバイステップガイドです。
目標設定
まず、チャットボットで解決したい具体的な課題を明確にします。目標を設定することで、チャットボットの役割が明確になり、適切なシナリオを設計しやすくなります。
目標設定の例
- よくある問い合わせの自動対応
- カスタマーサポートの負担軽減
- 購入手続きのガイド
- イベント登録のサポート
など
具体的な目標設定のポイント
- 現状の課題を洗い出す(現在の顧客対応でどんな問題が発生しているかをリストアップする。例:対応に時間がかかる、繰り返し同じ質問が来るなど)
- 目標を具体的に定める(例:問い合わせ対応時間を半減する、カスタマーサポートの負荷を30%軽減するなど)
- 優先順位をつける(解決すべき課題に優先順位をつけ、重要なものから取り組む)
シナリオ設計
次に、質問と回答のシナリオを具体的に設計します。ユーザーがどのような質問をするかを予想し、それに対する適切な回答を準備します。
- 基本的なシナリオ設計のステップは次の通りです。
- よくある質問をリストアップする:過去の問い合わせ履歴を参考に、ユーザーがよく尋ねる質問をまとめる(例:営業時間、商品価格、サービス内容、注文方法など)
- シナリオを作成する:各質問に対する回答を準備する。この時、回答はできるだけシンプルで分かりやすいものにすることが重要(例:ユーザー:「営業時間は?」 → ボット:「当店の営業時間は9:00~18:00です。」など)
- フローチャートを作成する:シナリオを視覚的に分かりやすくするため、ユーザーの質問から回答までの流れをフローチャートにする
- 追加機能を検討する:必要に応じて、選択肢や分岐シナリオを追加する。これにより、ユーザーの質問に対してより柔軟に対応できる
チャットボットツールの選定
チャットボットの自作とはいっても、プログラムを一から組んで自作することは、よほどの専門知識がなければ難しいものです。そのため、多くの場合は既存のチャットボットツールを自社向けにカスタマイズしていくことになります。
その際は、できるだけ初心者向けのツールを選ぶことが重要です。使いやすいインターフェースを持つツールを選ぶことで、設定作業がスムーズに進みます。ここでは、ツール選定のポイントとおすすめのツール例を紹介します。
ツール選定のポイント
チャットボットツールを選定する際は、主に次の点に注意して選定するようにしてください。
- 使いやすさ:インターフェースが直感的で操作が簡単かどうかを確認する
- 機能の充実度:シナリオ作成に必要な機能が揃っているかをチェックする
- コスト:予算に応じたプランがあるかを確認する。この時、導入費用だけでなく月々の費用やカスタマイズする際の費用についても確認する
- サポートとコミュニティ:サポートが充実しているか、ユーザーコミュニティが活発かどうかも重要なポイントとなる
推奨ツール例|ちゃちゃっとボット®
初心者向けのシナリオ型チャットボットツールは色々ありますが、ここでは、株式会社MUが開発・販売する【ちゃちゃっとボット®】をご紹介します。
ちゃちゃっとボット®は、「気軽・簡単・便利」と三拍子揃った初心者でも安心のチャットボットです。その特徴をまとめます。
- 初期費用などは無料で、月額3,980円(税込)だけですぐに利用できる
- 申込みから30日間は無料で利用できる
- あらかじめ用意された5つのデザインパターンから、好みに合わせたチャットボット画面を選択できる
- 1回の申し込みで最大3つのチャットボットが組める
- 申し込み前も後も、ユーザーサポートで利用に関する不安が解消できる
チャットボットの設定
選定したツールを使って、実際にチャットボットを設定します。ここでは、ちゃちゃっとボット®を例にチャットボット設定の手順を紹介します。
- 申し込み手続き:申し込みをし、アカウントを作成する
- シナリオの入力:ツール内で新しいボットを作成し、シナリオ(Q&A)を入力する
- デザインを選ぶ:あらかじめ用意されたデザインの中から、好みのデザインを選ぶ
- ホームーページに組み込む:WEBサイト(WordPress)の<head>タグ内に表示されたコードを貼る
テストと修正
設定が完了したらテスト運用を行います。フィードバックを受け取り、必要があればシナリオや回答を修正します。
- ユーザー視点でテスト:実際にユーザーが操作するようにテストする
- フィードバックの収集:テストユーザーからのフィードバックを収集し、改善点を特定する
- シナリオの修正:収集したフィードバックを基に、シナリオを修正する。必要に応じて、回答の精度を高めるために必要な情報を追加する
- 再テスト:修正後、再度テストを行い、問題が解決されたか確認する
公開と運用
完成したチャットボットを公開します。定期的に運用状況を確認し、必要に応じてシナリオを更新します。ユーザーからのフィードバックを基に、継続的な改善を行うことが重要です。
- 公開:チャットボットを自社サイトやSNSプラットフォームで公開する
- モニタリング:チャットボットの運用状況(使用頻度やユーザーの反応など)を定期的に確認する
- フィードバックの収集:ユーザーからのフィードバックを収集し、どの部分が改善が必要かを特定する
- シナリオの更新:新しい質問が発生した場合や、既存のシナリオが不十分な場合は、シナリオを更新する
- 継続的な改善:定期的にチャットボットを見直し、改善点を反映させることで、より効果的な運用が可能になる
まとめ
シナリオ型チャットボットは、操作が簡単で導入コストが低く、特にIT知識が少ない中小企業にとって非常に有効なツールです。
本記事では、シナリオ型チャットボットの特徴とメリットを紹介し、具体的な作り方についてステップバイステップで解説しました。
これらのステップを実践することで、初心者でも簡単にシナリオ型チャットボットを作成し、効果的に運用することができます。まずは小さなプロジェクトから始めて、徐々にスケールアップしていくことで、顧客対応の効率化や顧客満足度の向上を図ってください。
株式会社MUの『ちゃちゃっとボット®』
『ちゃちゃっとボット®』3つの特徴
気軽
シナリオ型チャットボットとして、シンプル機能にしぼることで特別な知識やスキルがいらず、月々3,980円(税込)で気軽に利用できます。
簡単
ホームページだけあれば、難しい準備や設定をすることなく、よくある質問と回答を決めて打ちこむだけで、簡単に美しいデザインのチャットが完成します。
便利
気軽×簡単のチャットボットでありながら、『ちゃちゃっとボット®』でお客様からのお問い合わせなどを自動化すれば、24時間365日働くスタッフとして電話やメール対応の時間が大幅に削減できます。
『ちゃちゃっとボット®』のサービス概要
料金
月額3,980円(税込)
※初期費用、追加料金は一切必要ありません
※お申し込みより30日間無料トライアルあり
利用可能なホームーページの条件
お手持ちのホームページのソースコード(<head>タグ)にアクセスできること
※一部、大手ショッピングモールサイトなどではご利用いただけない場合がございます。導入に関するご不明点は、何でもお気軽にお問い合わせください。
推奨環境
Mac(macOS最新バージョン)
WindowsPC(Windows10以降)
対応ブラウザ
Google ChromeおよびMicrosoft Edge最新バージョン