【業界別WEBデザイン③不動産・住宅】物件探しから問い合わせまで!ユーザーを迷わせないサイト設計のコツ

【業界別WEBデザイン③不動産・住宅】物件探しから問い合わせまで!ユーザーを迷わせないサイト設計のコツ

不動産・住宅業界のWEBサイト担当者の皆様、「理想の住まいを見つけたい!」と貴社のサイトを訪れたお客様が、このような行動をとっていませんか?

  • 検索結果ページでの滞在時間が短く、すぐにサイトを閉じてしまう
  • いくつかの物件詳細ページを見た後、問い合わせをせずにそのままサイトを離脱してしまう

貴社のWEBサイトは、お客様が本当に必要な情報にたどり着けず、迷子になってしまっているかもしれません。どれだけ魅力的な物件や土地を豊富に抱えていたとしても、真剣に購入を検討しているお客様に情報を届けることができなければ、成約には結びつかないのは当然です。

特に、注文住宅や建売住宅といった人生で最も高価な買い物の場合、お客様は単に物件情報が「たくさんある」ことよりも、「この会社なら任せられる」という安心感や信頼性を求めています。情報が断片的だったり、設計者の顔が見えなかったりすることで、せっかくの潜在顧客を不安にしてしまうのは、非常にもったいないですよね。

大手企業との差別化を図り、お客様との信頼関係を重視する企業にとって、WEBサイトで最も大切なのは、単に物件情報を羅列することではありません。

当然ながら、住宅の購入はWEBサイト上だけで完結するものではありません。お客様は、WEBサイトで情報を集めて、ある程度絞り込んでから、モデルハウスへの来場や資料請求といった具体的な行動に移します。WEBサイトには、この情報の絞り込みのプロセスにおいて、お客様の不安を解消し、信頼を築き、実際に対面で対応する営業部門との「橋渡し役」の役割が求められます。

今回は、ユーザーの「物件探し」という体験全体をデザインし、スムーズに成約へと繋げるために欠かせない、WEBサイト作りの4つのコツをご紹介します。

目次

  1. コツ1:物件の魅力を引き出すビジュアルデザイン
  2. 高品質な写真で「住みたい」を刺激する
  3. 写真を引き立てるシンプルなデザイン
  4. 動画や3D技術の活用で「その場にいるようなリアルな体験」を提供
  5. コツ2:ユーザーの目的達成を助けるUI/UXデザイン
  6. スマートフォンに特化した「モバイルファースト」設計
  7. 高度な検索機能で迷子を防ぐ
  8. コツ3:信頼感と専門性を伝えるデザインとコンテンツ
  9. 強みを明確にするオリジナルデザイン
  10. 「誰が担当するのか」を明確にし信頼感を高める
  11. コツ4:最新技術の戦略的活用
  12. AIチャットボットで24時間対応
  13. ユーザーに寄り添うパーソナライズ機能
  14. まとめ:不動産・住宅業界は信頼と行動をデザインする

コツ1:物件の魅力を引き出すビジュアルデザイン

コツ1:物件の魅力を引き出すビジュアルデザイン

物件の第一印象は、写真や動画などのビジュアルで決まります。特に、空間の広がりや意匠性の高いデザインを強みとしている会社は、ビジュアルを最優先したデザインが効果的です。

高品質な写真で「住みたい」を刺激する

物件の魅力を伝えるためには、何よりも高品質な写真が役立ちます。お客様の「ここに住みたい!」という気持ちを刺激するためには、ただ物件を写すだけでは十分ではありません。実際の生活をイメージできるような、プロの視点を取り入れた撮影が欠かせません。主なポイントは次の3つです。

  • 横撮影で空間の広がりを伝える:部屋全体を横長に撮影することで、写真を見ただけで空間の広がりを直感的に感じてもらえる
  • 奥行き感を演出する撮影テクニック:リビングや洋室では、床面積が広く写るように少し上から撮影したり、床をメインに写したりすることで、実際の奥行き感を表現できる
  • 生活をイメージさせる工夫:収納スペースは、開けた状態と閉めた状態の両方を撮影する。あるいは、外観を撮影する際には、建物だけでなく駐車場や周辺道路も一緒に写すなど、実際に住む人の視点で撮影することで、生活のイメージを具体的に伝える

写真を引き立てるシンプルなデザイン

一つのページに多くの情報を盛り込みすぎると、写真の魅力が半減してしまいます。写真に目がいくように、背景は白、文字は黒などを基調としたシンプルなデザインがおすすめです。無駄な装飾を省くことで、ビジュアルを通じて、物件そのものの魅力を際立たせることができます。

動画や3D技術の活用で「その場にいるようなリアルな体験」を提供

写真だけでは伝わりにくい物件の内部を、動画で紹介したり、3Dビューで間取りを見せたりすることで、ユーザーは実際に物件を歩いているような感覚を体験できます。この「触れるような体験」は、ユーザーの購入意欲を大きく高める効果が期待できます。

コツ2:ユーザーの目的達成を助けるUI/UXデザイン

コツ2:ユーザーの目的達成を助けるUI/UXデザイン

WEBサイトの最終目標は、来場や資料請求などの「申し込みの獲得」です。ユーザーにとっても、気になる物件が見つかったら、ストレスなく必要な情報を見つけて、スムーズに問い合わせまで進めることは重要です。そのためには、使いやすいサイトの設計が不可欠です。

スマートフォンに特化した「モバイルファースト」設計

不動産サイトのトラフィックは、90%以上がスマートフォン経由であることも珍しくありません。そのため、スマホからのアクセスに対しては、パソコンサイトを縮小して表示するのではなく、最初からスマホでの閲覧を前提に設計する「モバイルファースト」が基本です。例えば、片手でも操作しやすいよう、問い合わせボタンを画面下部に固定するなどの工夫をしましょう。

高度な検索機能で迷子を防ぐ

ユーザーは「地域名+物件条件」など、複数のキーワードを組み合わせて物件を探します。例えば、「〇〇駅 4人家族 デザイナーズ」のように具体的な条件で探せる検索機能を用意することが重要です。より多くのユーザーのニーズに応えるためには、ニッチな条件を含めて様々な要素で絞り込みができるように準備しておきましょう。高機能な検索機能を整えることで、ユーザーは効率的に目的の物件にたどり着くことができます。

コツ3:信頼感と専門性を伝えるデザインとコンテンツ

コツ3:信頼感と専門性を伝えるデザインとコンテンツ

無数にある不動産会社の中で、ユーザーに「この会社に任せたい」と感じてもらうためには、WEBサイトを通じて企業の信頼性や専門性を伝えることが重要です。

強みを明確にするオリジナルデザイン

テンプレートデザインでは、他社との差別化が難しく、「どの会社も同じ」という印象を与えかねません。住宅の質、価格、構造など、自社の強みを明確に表現するために、オリジナルデザインでサイトを制作しましょう。

「誰が担当するのか」を明確にし信頼感を高める

住宅という高額な買い物を検討する際、ユーザーは情報の正確性や企業の信頼性を最も重視します。これは、GoogleがWEBサイトの評価基準として「E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)」を欠かせない要素としていることとも一致しています。

サイトの信頼性を高める具体的な方法として、「誰が対応してくれるのか」を明確にすることが効果的です。担当者の顔写真、プロフィール(宅建士番号や実績)、お客様の声、レビューなどを掲載することで、客観的な実績と顔の見える安心感をユーザーに与えることができるでしょう。

多くの人が「家」という大きな買い物を前に不安を抱えています。だからこそ、顔の見える担当者とのコミュニケーションを通じて、信頼関係を構築していくことが極めて重要になります。

コツ4:最新技術の戦略的活用

ユーザー体験を向上させ、エンゲージメントを高めるために、新しい技術を戦略的に活用することも有効です。

AIチャットボットで24時間対応

「初期費用や諸経費の目安は?」「モデルハウスの予約方法は?」といった個別具体的な疑問やよくある質問に、AIチャットボットが文脈を理解した上で24時間自動で回答します。これにより、お客様の疑問をすぐに解消し、離脱を防ぐことができます。

ユーザーに寄り添うパーソナライズ機能

ユーザーの位置情報や閲覧履歴に基づき、「おすすめエリア」の物件を自動で表示するなど、一人ひとりに最適化された情報を提供することで、興味をより一層高めることができます。

まとめ:不動産・住宅業界は信頼と行動をデザインする

不動産・住宅業界のWEBサイトは、単なるカタログではありません。物件の魅力を最大限に伝え、ユーザーの「知りたい」に応え、そして「この会社なら任せられる」という安心感を与えるためのツールでもあります。これを満たすことができて初めて、問い合わせや資料請求などの具体的な行動へと繋がります。

株式会社MUは、業界に特化したデザインやUI/UXを意識したWEBサイト制作を通じて、お客様のビジネスの成功をサポートします。高品質な写真・動画制作から、高度な検索機能、モバイルに最適化されたデザインまで、お客様のビジネスに合わせた最適なWEBサイトをご提案します。お客様の強みや魅力を最大限に引き出し、成約に繋がるWEBサイトを、私たちと一緒に作りませんか? 不動産・住宅業界のWEBサイト制作に関するご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

筆者プロフィール

MU編集部

MU編集部

株式会社MU / 編集部
「お客様と共に前進するデジタルパートナー」をキーメッセージに掲げ日々、DX推進企業としてデジタルトランスフォーメーションを推進。
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