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「システム開発って、なんだか難しそう」
「専門用語ばかりで、打ち合わせの内容についていけるか不安」
「そもそも、どんな人たちが関わって作っているの?」
システム開発について、こんな風に不安を感じている方はいらっしゃいませんか?大丈夫です、心配いりません!システム開発は、決して一部の専門家だけのものではありません。
この記事では、システム開発プロジェクトに登場する主な職種(役割)を、RPG(ロールプレイングゲーム)のキャラクターに例えながら、超初心者の方にも「なるほど!」と思っていただけるように、どこよりも分かりやすく解説します。
専門知識はまったく必要ありません。この記事を読み終わる頃には、「システム開発にはこんな職種の人がいて、こんな風に協力して進めているんだな」という全体像が、きっとイメージできるようになっているはずです。
さあ、システム開発というちょっぴり複雑な冒険の世界へ、一緒に出発しましょう!
目次
システム開発の冒険パーティ!主な登場人物(職種)紹介

システム開発という冒険(プロジェクト)を成功させるためには、色々な得意技を持つパーティメンバー(職種)の協力が欠かせません。RPGのパーティと同様にそれぞれに大切な役割があるのです。ここでは、特に重要な登場人物たちをご紹介します。
プロジェクトマネージャー(PM)=勇者|パーティの頼れるリーダー

システム開発の冒険パーティにおいて、みんなをぐいぐい引っ張っていく存在、それがプロジェクトマネージャー、略してPMです。RPGで言えば、まさにパーティの先頭に立つ「勇者」や、みんなをまとめる「パーティリーダー」のような役割ですね。
PMは、この冒険全体のキャプテンとして、まず「どこを目指すのか」という目的地(ゴール)をしっかりと見定め、そこへたどり着くための冒険計画を入念に立てます。
そして、個性豊かな仲間たち(開発チームのメンバー)をまとめ上げ、途中で予期せぬモンスター(プロジェクトの問題やトラブル)が現れても、先頭に立って立ち向かう勇敢さも持っています。
もちろん、冒険の依頼主との大事な連絡役も、PMの大切な仕事の一つです。
このPMが頼れるリーダーとしてしっかり舵取りをしてくれるおかげで、パーティは道に迷うことなく、まっすぐ目的地へ進むことができるのです。まさに、冒険の成功に絶対に欠かせない、パーティの司令塔と言えるでしょう。
もしあなたが冒険を依頼する立場なら、PMには「この冒険を通して、何を達成したいのか」という熱い想いを、ぜひ自分の言葉で語ってください。同時に、予算や期限といった冒険のルール(制約条件)も、正直に伝えることが、後々のスムーズな進行に繋がります。
そして何より、冒険の途中で困ったことや分からないことがあったら、一人で悩まず、遠慮せずにすぐに「ヘルプ!」とPMに相談しましょう。きっと親身になって、解決策を一緒に考えてくれるはずですよ。
システムエンジニア(SE)=賢者/軍師|作戦を練る頭脳派

次に紹介するのはシステムエンジニア、通称SEです。RPGの世界で例えるなら、豊富な知識でパーティを助ける「賢者」や、的確な作戦で勝利に導く「軍師」のような存在と言えるでしょう。
SEの最も重要な役割は、冒険の依頼主の「こんな便利な道具(システム)が欲しい!」という願いやアイデアをじっくりと聞き取り、それを実現するための具体的な設計図(仕様書)に落とし込むことです。
「それならこんな魔法(機能)を組み合わせれば作れますね!」と、専門知識を駆使して、どうやって冒険を進めるかの具体的な作戦を練り上げてくれる、まさにパーティの頭脳派なのです。
SEが描く設計図は、これから作り上げる道具(システム)の性能や使いやすさを大きく左右する、とても大切なものです。言ってみれば、依頼主の漠然とした想いを、開発チームが理解できる言葉(設計図)へと変換してくれる、重要な翻訳家のような役割も担っています。
ですから、SEと話すときは、恥ずかしがらずに「普段こんなことで困っているんです」、「本当は、こうなったらもっと嬉しいんだけど」といった具体的な悩みや希望を、どんどん話してみてください。特に「なぜ」そうしたいのか、その背景にある理由も伝えると、SEはより深くあなたの想いを理解し、最適な作戦(設計)を考えてくれますよ。
もちろん、話の中で専門用語が出てきて「?」となったら、その場で遠慮なく「それってどういう意味ですか?」と質問しましょう。疑問を解消しながら進めることが、良いシステム作りの第一歩です。
プログラマー(PG)=戦士/魔法使い|戦い(システム作り)の実行部隊

さて、設計図ができたら、いよいよ実際にシステムを作り上げる出番です。その実行部隊となるのがプログラマー、通称PGです。RPGで例えるなら、設計図(作戦)に従って、勇敢に剣を振るったり魔法を唱えたりする「戦士」や「魔法使い」といったところでしょうか。
プログラマーは、システムエンジニア(SE)が練りに練った設計図(作戦)をもとにして、コンピューターだけが理解できる特別な言葉、つまり「プログラミング言語」という魔法の呪文を駆使して、システムという道具を実際に形にしていく人たちです。地道にコツコツと、魔法の呪文を唱え続けて(コードを書いて)、機能を作り上げていくイメージですね。
私たちが普段便利に使っているシステムの様々な機能は、まさにこのプログラマーたちの手によって、一つひとつ丁寧に生み出されたものです。彼らがいなければシステムは完成しません。ものづくりの現場における主役と言ってもいいでしょう。
プログラマーが作ってくれた機能は、できれば早めに実際に触ってみることをお勧めします。そして、「うん、いい感じ!」とか「ここは、もう少しだけこうしてほしいかも」といった具体的な感想を伝えてあげてください。そうしたフィードバックが、より良いシステムを作り上げるためのヒントになります。
テスター/QAエンジニア=僧侶/盾役|パーティを守る品質の番人

システムが形になってきましたが、まだ安心はできません。ここで登場するのが、テスターやQAエンジニア(品質保証:Quality Assurance)と呼ばれる人たちです。RPGで言えば、仲間のHP(ヒットポイント)を回復したり毒を治したりしてくれる「僧侶」や、敵の攻撃から身を挺して守ってくれる「盾役」のような、パーティの守護神とも言える存在です。
彼らの大切な任務は、プログラマーが作り上げた道具(システム)に、おかしな動き、つまり「バグ」がないか、あるいは「ここは使いにくいな」と感じるような罠が仕掛けられていないかを、隅々まで念入りにチェックすることです。皆が安心してその道具を使えるように、システムの「品質」という名の盾となって、しっかりと守ってくれるのです。
私たちが新しいシステムをトラブルなく、安心して便利に使えるのは、実はこのテスターたちの厳しいチェックのおかげなのです。普段あまり表舞台に出ることはないかもしれませんが、パーティ全体の安全を守り、冒険の成功を支える、超重要なポジションを担っていると言っても過言ではありません。
テスターと協力する際には、「普段、自分はこんな風にこの道具(システム)を使いたいんだよね」という、あなたのリアルな使い方をぜひ教えてあげてください。それがテストの精度を上げ、より使いやすいシステムにするための大きなヒントになります。
また、もしテスト中に不具合(バグ)が見つかったという報告を受けたら、「これはちょっと困るな」とか「これはすぐに直してほしい!」といった、その不具合が実際の業務にどれくらい影響するのか(影響度)を伝えてあげると、修正の優先順位を決める上でとても助かります。
インフラエンジニア=建築家/鍛冶屋:冒険の舞台を準備する職人

最後に紹介するのは、インフラエンジニアです。彼らは、冒険に不可欠な拠点(サーバー)を建ててくれる「建築家」や、頑丈な武器や防具(データベース)を用意してくれる「鍛冶屋」のような存在です。RPGの冒険も、しっかりした拠点や装備がないと始まらないですよね。
インフラエンジニアの仕事は、システムという便利な道具が、いつでもちゃんと、そして快適に動くための土台(インフラストラクチャー、略してインフラ)を準備し、それが安定して動き続けるように見守ることです。
具体的には、冒険の拠点となるサーバーを建てたり、情報が行き交う道となるネットワークを整備したり、大切な情報(データ)を守るための金庫(データベース)を用意したりします。まさに、快適な冒険の舞台を整えてくれる、頼もしい縁の下の力持ちなのです。
どんなに強力な賢者(SE)や勇敢な戦士(PG)がいても、このインフラエンジニアが整えてくれた舞台がなければ、冒険(システム開発)は始まりませんし、続けることもできません。システムの安定性や動作の速さ、そしてセキュリティといった、目には見えにくいけれど非常に重要な部分を支えている、まさに冒険全体の基盤となる存在なのです。
インフラエンジニアと関わる際には、「この道具(システム)は、だいたい同時に何人くらいが使う予定」とか、「このシステムで扱う情報はすごく大事だから、セキュリティはしっかり守ってほしい」といった、システムの使い方に関する希望を伝えておくと良いでしょう。それらの情報をもとに、彼らは冒険に最適な、頑丈で安全な舞台を準備してくれるはずです。
他にもいるかも?冒険を助ける仲間たち

ここまで紹介してきた主要なパーティメンバー以外にも、システム開発という冒険の内容や規模によっては、さらに特別なスキルを持った頼もしい仲間たちが加わることがあります。彼らは、冒険をより成功に導くための強力なサポーターとなってくれるでしょう。
例えば、システムの「見た目」のデザインや、「使いやすさ」をとことん追求したい場合には、専門の「UI/UXデザイナー」が登場します。
彼らは、まるで冒険の世界を美しく彩る「吟遊詩人」のように、ユーザーがシステムを使っていて「楽しい!」「分かりやすい!」と感じられるように、画面のデザインやボタンの配置、操作の流れなどを専門的に考えてくれるプロフェッショナルです。どんなに便利な機能も、使いにくければ意味がないですから、デザイナーの力はとても重要なんですよ。
また、システムで扱う「お宝」、つまり大切なデータが非常に大量だったり、とても複雑な構造をしていたりする場合には、「データベースエンジニア」というデータの専門家が活躍します。
彼らは、お宝(データ)を安全かつ効率的に整理し、必要な時にすぐに取り出せるように、特別な金庫(データベース)の設計や管理を行うのが得意です。まるで、国中の宝物を管理する「大商人」や、秘密の「宝物庫の番人」のような存在ですね。
WEBサイトやWEBサービスを作る冒険では、「WEBディレクター」という仲間がいることもあります。
彼らは、プロジェクトマネージャーと協力しながら、WEBサイト全体の企画を考えたり、どんな情報(コンテンツ)を載せるかを具体的に詰めたり、デザイナーやプログラマーとの間のコミュニケーションを円滑にする橋渡し役になったりします。冒険のルートを詳しく描く「マッパー:地図製作者」や、パーティを目的地まで導く「案内人」に近い役割と言えるかもしれません。
さらに、もっと大きな視点から、「そもそも、うちの会社が抱える課題を解決するには、どんなシステムを作るのが一番良いんだろう?」といった、冒険の始まり方そのものから相談したい場合には、「ITコンサルタント」という経験豊富な「冒険者ギルド」のような存在が頼りになります。
彼らは、会社の状況やビジネスの目標を深く理解した上で、課題の発見から最適なIT戦略の提案、そして具体的なシステム導入の計画立案まで、強力にサポートしてくれるのです。
このように、プロジェクトの目的や内容に合わせて、様々な専門スキルを持った仲間たちがそれぞれの能力を発揮し、力を合わせることで、より素晴らしい冒険(システム開発)が可能になるのです。
まとめ:システム開発の仲間を知れば、冒険はもっと楽しくなる!
システム開発に関わる主な職種(登場人物)たちのイメージ、少しはつかめたでしょうか?
リーダー役のPM(勇者)、設計役のSE(賢者)、実行役のPG(戦士)、品質を守るテスター(僧侶)、土台を作るインフラエンジニア(建築家)などなど。それぞれが大切な役割を持っていて、みんなで協力し合ってシステム開発という冒険を進めているんですね。
超初心者の方も、今回ご紹介した役割を頭の片隅に置いておくだけで、開発チームとのコミュニケーションがきっとスムーズになり、システム開発がもっと身近に感じられるはずです。
難しく考えず、まずは「仲間」を知ることから始めてみませんか?
株式会社MUには、この記事でご紹介したような、様々な得意分野を持つプロフェッショナル(頼れる冒険の仲間たち)が勢ぞろいしています。
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